寒さでかじかんだ身体をほぐしてくれるバスタイム。
浴室は清潔なのが気持ちが良いですよね。
でも一気に掃除するのは大変。少しずつ、お手入れしてみませんか?
中性洗剤と塩素系漂白剤を汚れによって使い分ける
床や壁、浴槽、排水口の通常の掃除は、中性洗剤と歯ブラシなどできれいにしましょう。
頑固なカビは、塩素系漂白剤を塗布し、キッチンペーパーやラップを貼り付け30分ほどおくと落ちやすくなります。
パッキンやドアの下のくぼみなどは、たれずに密着するジェル状の漂白剤がおすすめ。
カビ掃除の際にゴシゴシこすると、素材に傷がつき、汚れやカビが入り込みやすくなるので避けましょう。
また、塩素系漂白剤は、金属部分に付くと変色や腐食の恐れがあり、酸性のものと混ぜると危険なので、ご注意を。
浴室を使用後、給水スポンジやスクイーズで水気を取ると掃除の負担が軽くなります。
塩素系漂白剤はゴム手袋やメガネ、マスクなどをしてご使用を。
気になるところの汚れを解決しましょう!
浴槽の青っぽい汚れは「銅石鹸」といい、給湯器や風呂釜の配管に使われている銅が水に触れることで溶けだした銅イオンと石けん、皮脂などが結合したもの。
軽い汚れは中性洗剤で、頑固なものはクリームクレンザーをスポンジに適量つけ、優しく磨き、水で落とす、これを4~5回繰り返し、少しずつ汚れを落とします。
もらいさびの赤茶色の汚れもクリームクレンザーで落とします。
水気の拭き取りはドアまわりも!パッキンやレールにカビや、カルキなどアルカリ性の汚れが蓄積するとやっかいですよ。
追い焚き配管内の掃除は、浴槽の追い炊き口のカバーを外し、追い炊き口の上から5~10センチ程度にぬるま湯をはり、専用の洗剤か、酸素系漂白剤が主成分の洗剤を水の量に対して300~500gを目安に、お湯に溶かして入れ、50℃ほどまで追い炊きし、2~6時間程度放置。お湯を抜き、また同じくらい水を溜めて追い炊きを。
これを3回ほど繰り返し、汚れが出ないことを確認したら、浴槽をよく洗いましょう。
ついでに、洗面器や浴用の椅子などを一緒に入れると汚れが落ちやすくなります。
鏡はまめに中性洗剤とスポンジで落とすことで、汚れの蓄積防止に。
頑固な白い汚れは、クリームクレンザーで優しく磨くのも良いでしょう。汚れにくく、曇りにくい特殊コーティングしている鏡は、コーティングがはがれる恐れがあるので、取扱説明書を確認してからお手入れを。
水栓の整流網も定期的なお手入れを。キャップを外して整流網を取り外し、歯ブラシなどで洗い、水で流します。
泡沫ユニットや散水板も同様に。シャワーの穴は針を刺して目詰まりを取りましょう。
洗剤やクリームクレンザーは浴室専用のものや、住宅用なら説明書きで、浴室に使えることを確認してから使いましょう。
浴槽の上縁にある排水栓の押しボタンも盲点では?
ガムテープを貼り、一度ボタンを押し込んでから引き上げて外します。押しボタンのヌメリやゴミを取り除き、浴槽についた突起部はシャワーでお湯をかけながら上下に繰り返し動かして流し、最後に押しボタンを装着しましょう。
一日の疲れを、快適なバスルームで癒せるよう、お手入れ方法もぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。