年齢を重ねていくと、ちょっとしたことでケガをしたり掃除なども億劫になりがちになりませんか?
お家の中でのケガを防ぐポイントや生活をしやすくするポイント、快適さをアップさせるヒントをご紹介します。
ケガなどのリスクを減らす住環境にする
安全のため、床に物を置かない、敷かないように心がける
床にバッグや新聞などがあると、それにつまづいてケガをする恐れが。
床以外に置き場を決めることで、床がスッキリするだけでなく、モノの定位置が決まり、探しモノも減らせます。
モノを置く際、背伸びをしたり、無理にかがんだりしない位置に設定すると、なお良しですね。
床にじゅうたんやラグを敷かない、座布団も置きっぱなしにしない、というのもポイント。
年齢を重ねると、床とじゅうたんの縁という、数センチの段差でもつまずくことがあるそう。
また、座布団を踏んで足を滑らせてしまう恐れも。
温かみのある雰囲気は良いですが、ラグやじゅうたん、座布団がないことで掃除がラクになり、大きな敷き物の洗濯の大変さから解放されるといったメリットもありますよ。
検討の余地ありではないでしょうか?
重いモノは下に置く
土鍋や大きな鍋など、重いモノを収納棚の上の方に置くと、出し入れの際に思わぬケガにつながる危険が。
収納棚の下の方に置きましょう。
また、よく使うモノは手の届きやすい腰から肩の高さに置くことで、無理なく使うことができます。
玄関ホールに宅配の荷物などのモノを放置すると、出入りを妨げてつまづきの一因に。
届いたら、すぐにモノを出して片づけましょう。
間取りや設備を見直して、より快適に
ライフスタイルが変化するとリフォームを考える人もいるかもしれません。
どんな間取りや設備なら快適か、元気なうちに考えてみるのもいいですね。
段差のないバリアフリーが最適!
床に段差がないと、つまずきの心配がないだけでなく、掃除もしやすく、格段に動きやすくなります。
お掃除ロボットも大活躍してくれますよ。
手すりを付けるならプロに相談を
将来、手すりをつけるなら、壁の補強をおすすめします。高さは身長によってもさまざま。
歩行のためなのか、つかまり立ちのためのものなのか、用途によっても適切な位置がありますのでプロに相談してみると良いですね。
寝室の環境と扉の仕様も検討を
リビングはもちろん、将来の介護のことを考えて、寝室も日当たりが良いか、窓から緑が見えるかなど、住環境に配慮すると良いですね。
滑りにくいフローリングの採用や、ドアを開き戸から引き戸にすると歩行のしやすさがアップ。
万が一、車いすを使うことがあっても、引き戸なら開閉がしやすくなります。
動線をシンプルにする
廊下をなくして、LDKや寝室から水回りに直接行く間取りなら、ワンアクション減らせるので、動きやすさもアップします。
特に、寝室のそばにトイレや洗面室を配置することはおすすめです。
夜中トイレに行きやすく、万が一の介護の際も寝室から浴室への移動がしやすく、介護の負担を軽減することができます。
キッチンのコンロをIHにするのもおすすめ。
着衣着火による重大な事故へのリスクを減らすことができます。
ちょっとした油断でケガなどをしないよう、また少しでも快適に過ごせるよう、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。